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11日は全国的に気温が上がり、猛暑日となったのは全国で230地点に上っています。群馬県伊勢崎市では最高気温40.5度と、今年初めて40度を超えました。東京都八王子市では観測史上最も暑い39.3度を記録しています。東京消防庁によると、東京都では11日、217人が熱中症とみられる症状で搬送されました。 こうしたなか、現時点で96人が新型コロナウイルスに感染し、大きなクラスターとなった島根県松江市の立正大淞南高校では、生徒の発熱について、熱中症の可能性を疑って対応が遅れた可能性が出ています。最初に発症したサッカー部員Aさんは、5日に38度の発熱がありましたが、翌日、熱が下がったので登校。しかし、体調不良で早退しました。同じ日に、サッカー部員のうち19人が、発熱などの症状を訴えたということですが、学校側は「熱中症の可能性がある」と経過観察にしました。7日、Aさんに味覚異常が現れたため、8日にPCR検査を受け、陽性が判明しました。これを受け、9日、サッカー部の関係者全員にPCR検査をし、サッカー部員86人、教員2人、関係者3人の感染が確認されました。
立正大学淞南高校・上川慎二教頭:「分散をして食事をするようにと指導はしていました。あと対面にならないようにとか」「(Q.食堂は何人までとか(人数制限を)設けていた?)人数制限はしておりませんでした」
立正大学淞南高校・北村直樹校長:「今回のことは生徒の落ち度ではなく、学校としての感染症対策の不備に起因していることであり、本当に申し訳なく受け止めております」
サッカー部は今月、鳥取県・香川県で対外試合をしていたため、両県で関係者のPCR検査を進めています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース